RingSense:スマートフォン背面のジェスチャ入力を実現するスマホリング型インタフェースの設計と実装
スマートフォンが普及して久しいが,依然として指でタッチスクリーンを操作する際に生じるファットフィンガー問題による誤操作や片手操作では画面全体に指が届かないという問題はスマートフォンの操作を困難にしている.これらの問題を扱う研究は多く,特にスマートフォン上での操作性の向上だけでなく外部デバイスを活用したインタラクション領域の拡張に取り組む研究も多い.本稿では,現在スマートフォンのアクセサリとして人気のあるスマホリングに着目し,スマートフォン背面領域のインタラクションを実現するスマホリング型ジェスチャインタフェースを提案する.我々はまず,スマホリングの利用方法を明らかにするためにクラウドソーシングで300名のスマホリング利用者からスマホリングの利用形態を調査した.続いて,ユーザ定義型ジェスチャの方法論で20名の参加者へ聞き取り調査を行いスマホリングの最適なジェスチャを設計した.最後に,圧力センサを用いたスマホリング型デバイスであるRingSenseを開発し,10名のデータを機械学習モデルのCNNを用いたジェスチャ分類器で解析したところ,92.7%の分類精度であった.